2011年01月19日

江戸前浮世気質 おちゃっぴい



 前から知っているような気がするのに、新刊って・・・。と思ってたら、2003年の徳間文庫からの移籍。値段は580円から630円にUP。


・内容(「BOOK」データベースより)
札差駿河屋の娘お吉は、町一番のおてんば娘。鉄火伝法が知れわたり、ついたあだ名がおちゃっぴい。どうせなら蔵前小町と呼ばれたかったけれど、素直にゃなれない乙女心、やせ我慢も粋のうち…。頑固だったり軽薄だったり、面倒なのに、なぜか憎めない江戸の人々を、絶妙の筆さばきで描く傑作人情噺。大笑い、のちホロリと涙。


 江戸庶民の日常の機微を描いた連作短編集。つい先日も書いたばかりだが、とにかく宇江佐真理という人は、とにかく上手い。

 時代小説に関しては、なぜかシリーズ物が好きで、こういう単品モノはあまり読まないのだが、読んで良かった。これがまだデビュー間もない頃の作品だとは恐れ入る。

 泣けるから良い作品・・・ではない。

 ではないが、一篇一篇は短いのに、涙腺を刺激されそうになる。

 全6作のうち、「町入能」と「概ね、よい女房」、「れていても」(←別に間違いじゃなくて意味がある)と「あんちゃん」はそれぞれ登場人物が共通しているので、シリーズと呼んでもいい。特に前者の、大工の初五郎を主人公に、貧乏長屋の人々と、浪人夫婦(「町入能」と「概ね、よい女房」では別の夫婦)との交流を描く作品は、もっと読みたい!と思った。


 次は、『エディプスの恋人』(筒井康隆・著/新潮文庫)。


ラベル:宇江佐真理
posted by ふくちゃん at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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