2011年10月02日

小太郎の左腕



 『のぼうの城』『忍びの国』と順に読んできたが、これがいちばん面白かったかな。まあ、ライト歴史小説でしかないが。


・内容紹介(文庫裏表紙より)
1556年。勢力図を拡大し続ける西国の雄、戸沢家は敵対する児玉家との戦いの時を迎えた。戸沢家の武功者「功名漁り」こと林半右衛門は、児玉家で「功名餓鬼」の異名をとる花房喜兵衛麾下の軍勢に次第に追い込まれていく。そんななか、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する11才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀衆のなかでも群を抜く銃の使い手だが、心根が優しすぎるため、祖父・要蔵がその才能をひた隠しに隠していた少年だ。事態は、半右衛門のある行動を機に思わぬ方へと転じていく。


 ひとくちに武士といっても、時代によって彼等の価値観(武士とはどうあるべきか)も違うし、領主との関係も違うらしい。江戸時代でも戦国時代でもない時代の武士を描いた小説を読むのは、興味深い。

 どんな時代であれ、武士になんぞ生まれたかったとは全く思わないが、林半右衛門と花房喜兵衛の武者としての生き様は清々しい。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『妖精作戦』(笹本祐一・著/創元SF文庫)。
posted by ふくちゃん at 21:03| Comment(0) | TrackBack(1) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「小太郎の左腕」和田竜
Excerpt: ベストセラー作者が放つ、新・戦国エンターテインメント第二弾!少年が、左構えの銃を手にした瞬間、世界は変わる。一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は.....
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2012-10-26 16:48

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