2012年04月21日

聖女の救済



・内容(「BOOK」データベースより)
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。


 探偵ガリレオ・シリーズの文庫版・最新長編。

 もはや、湯川=福山雅治、草薙=北村一輝、内海=柴咲コウ。各氏が脳内劇場で動き回るのを止めることができない(笑)。作中、内海が福山氏のアルバムを聴く場面は、ご愛嬌。

 『聖女の救済』とは、湯川が聖女を救済するのか?聖女が誰かを救済するのか?いったい、何から救済するのか?と読む前には思っていたが、なるほど、こういう話か。

 トリックは確かに凄い。しかし、僕としては、トリックの物理的・化学的な側面よりも、トリックを考案して実行した犯人の心に感心する。執念とか執着とかいったニュアンスとは少し違う。犯人の行動の裏には、ある種の哀しみや諦念があるからだ。ただし、殺された男はクズである。なぜ女達はこんな男に惚れる?

 面白さは抜群だが、過剰にドラマチックだった『容疑者Xの献身』よりも、こちらの方がガリレオの長篇としては好きだ。

〔評価〕★★★★☆


 次は、『居眠り磐音 江戸双紙 江戸帰着準備号 橋の上』(佐伯泰英 著・監修/「居眠り磐音 江戸双紙」編集部・編)。

 明日からは、また東京だ。


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posted by ふくちゃん at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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