2012年04月30日

妃は船を沈める




・内容(「BOOK」データベースより)
「妃」と呼ばれ、若い男たちに囲まれ暮らしていた魅惑的な女性・妃沙子には、不幸な事件がつきまとった。友人の夫が車ごと海に転落、取り巻きの1人は射殺された。妃沙子が所有する、3つの願いをかなえてくれる猿の手は、厄災をももたらすという。事件は祈りを捧げた報いなのだろうか。哀歌の調べに乗せ、臨床犯罪学者・火村英生が背後に渦巻く「欲望」をあぶり出す。


 臨床犯罪学者・大学准教授の火村英生が警察の捜査に協力する探偵役、友人のミステリ作家・有栖川有栖を狂言回しに据えた『作家アリス』シリーズ。このシリーズは、もっぱらつまみ食いで全作品を読んでいるわけではない。どちらかといえば『学生アリス』シリーズの方が好みである。

 今作は単行本が出たときから、タイトルが魅力的で気になっていたので、購入。

 火村と美しい犯罪者・妃沙子の対決は、『聖女の救済』の湯川と綾音の向こうを張るようだが、如何せん妃沙子が魅力に乏しい。「妃(きさき)」と呼ばれる彼女が、多くの若い男性を侍らせ、戸惑わせるほどの女性には思えないのだった。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『桐島、部活やめるってよ』(朝井リョウ・著/集英社文庫)。


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posted by ふくちゃん at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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