2012年07月28日

宵山万華鏡




・内容(「BOOK」データベースより)
一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。


 森見ワールド炸裂。

 収められた6編、『宵山姉妹』、『宵山金魚』、『宵山劇場』、『宵山回廊』、『宵山迷宮』、『宵山万華鏡』は、少しずつ連関しながら、現実と幻想の間を漂う。構成力とバランスが最高である。

 『宵山劇場』の主役2人が、『夜は短し歩けよ乙女』で登場したゲリラ演劇「偏屈王」を作り上げた人物であるというのも森見作品を追いかける人間にとっては嬉しい。この2人の続きを読んでみたい。意外に素敵でヘンテコな恋愛小説になる気がするから。

〔評価〕★★★★☆


 次は『空想オルガン』(初野晴・著/角川文庫)。


posted by ふくちゃん at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー・幻想文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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