2012年09月01日

天空の少年探偵団




・内容(「BOOK」データベースより)
君たち、夏休みの宿題は順調かい? − 交番の鈴木さんが持ちかけてくれた天空館行き。僕らはねじり鉢巻で宿題を片づけ、噂の邸宅に意気揚々と乗り込んだ。ぜひ少年探偵団に会いたいと駆けつけたおじいさんおばあさんと合流し、賑やかな一夜を過ごしたところまではよかった。でも朝起きたら、あんなに愉快そうだった巨体のおじいさんが亡くなっていたんだ。しかも“不可能状況”で!−。


 『憧れの少年探偵団』に続くシリーズ第2弾。

 『憧れの〜』は短編連作で、そのレビューに“第5作「異次元ケーブルカーの秘密」は、著者が執筆中の長篇のプロローグ的作品でもあるらしい。この作品の長篇版なのか、全く別の話なのか気になる”と書いた。

 今作がその長編だった。

 前作の出来から、今作も期待していたのだが。

 悪役である鳥羽署長の過去の所業。それが天空館に集う老人たちの過去にどんな哀しみをもたらしたのか。全く具体的に描かれていないので、感情移入できない。

 また、密室トリックも、それが作品のキモではないとはいえ、ミステリとしてときめかない(美少女探偵長・鳥居未菜美のトリックに対する不満は、僕の不満そのままである)。

 単なるいい人ではない、交番巡査・鈴木さんの別の顔ももっと見てみたいのに、異動になっちゃった・・・。

 しかし、少年探偵団の子どもたちのキャラクターや会話、かすかにダークな雰囲気などは捨てがたい。

〔評価〕★★★☆☆


 次は『風の影(上・下)』(カルロス・ルイス・サフォン著/木村裕美・訳/集英社文庫)。


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posted by ふくちゃん at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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