2013年03月06日

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔




・内容(「BOOK」データベースより)
珍しい古書に関係する、特別な相談 − 謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは2人の知恵比べの様相を呈してくるのだが − 。


 相変わらず売れているようで。

 シリーズ初の長篇ということで、なかなか読み応えがある。それでいて、サクサク読める。

 江戸川乱歩に関する読書体験や知識は、僕も大輔程度にしか持っていない。だから、栞子さんが語ってくれる数多くの乱歩トリビアが楽しかった。乱歩好きなら知っていて当然のことばかりなのかな?子どもの頃に読んだ、少年探偵団、怪人二十面相、明智小五郎・・・懐かしい。

 今作では、遂に栞子さんの母親・智恵子が登場。栞子さん以上の古書の知識、洞察力を備えており、自己の欲求のためには家族も捨てるし、手段を選ばない。そのために彼女を敵視する人もいる・・・謎多き女性だが、本当に「悪い人」なのか?そうとは思えない描写も多い。

 ヒトリ書房の井上、せどり屋の志田と智恵子の関係も明らかになるなど、過去の巻との絡みもなかなか。

 本格マニアの批判あろうが(あるいは無視されるのであろうが)、ライトミステリとして十分な水準だと思う。本格ミステリもいい。ライト・ミステリもいい。

 シリーズもあと2〜3巻で終わりみたい。智恵子と栞子の間に、どういう結末が待っているか、楽しみ。

〔評価〕★★★★☆


 次は、『宇宙戦艦ヤマト2199 2』(むらかわみちお・著/カドカワコミックス・エース)。


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posted by ふくちゃん at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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