2013年04月01日

RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日




・内容(「BOOK」データベースより)
いよいよ始まった“戦国学園祭”。泉水子たち執行部は黒子の衣装で裏方に回る。一番の見せ場である八王子城の攻防に見立てた合戦ゲーム中、高柳たちが仕掛けた罠に自分がはまってしまったことに気づいた泉水子は、怒りが抑えられなくなる。それは、もう誰にも止めることは出来ない事態となって・・・。ついに動き出した泉水子の運命、それは人類のどんな未来へ繋がっているのか!?現代ファンタジーの最高傑作、RDGシリーズ第5巻。


 “泉水子は、怒りが抑えられなくなる。それは、もう誰にも止めることは出来ない事態となって・・・”とあったので、どんな凄い事態になるのか、泉水子が姫神と完全に同一化して強大な力が大暴走するのか・・・とドキドキしながら楽しく読んでいたのだが、事態はそれほどでも無かった。

 文庫本の裏表紙の紹介文は、編集部だか宣伝部だが知らないが、担当の人がいるんだろうけど、ちょっと煽り過ぎでは(笑)?

 でも、高慢で嫌らしい敵キャラだと思っていた高柳がちょっとユニークなあんなことになったり、ようやく素直に心を通わせる泉水子と深行の、あるいはお互いを思いやりながら成長して行こうとする真響(まゆら)・真夏姉弟の遣り取りに感動したり、やっぱり良いシリーズである。

 冷静に考えてみれば、このシリーズの主要人物は、一歩間違えば全員が自己中心的な嫌なキャラクタになりかねない。でも、そんな印象にならないから、不思議である。これも著者の筆力なのだろう。

 いよいよ、次で最終巻。待ち遠しい。

〔評価〕★★★★☆


 次は、『隻眼の少女』(麻耶雄嵩・著/文春文庫)。


posted by ふくちゃん at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー・幻想文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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