2013年05月21日

真夏の方程式




・内容(「BOOK」データベースより)
夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは − 。


 この『真夏の方程式』よりも後の作品で文庫化されていない『虚像の道化師』『禁断の魔術』も既に読んでいる。だから、ガリレオ・シリーズは全て読んだことになるのだが、全ての作品の中で、いちばんピンと来なかった。

 話自体は悪くない。

 本当に信頼できる大人(湯川)のおかげで、少年(恭平)と女性(成実)の心は救われる。なかなか感動的である。

 でも、ガリレオ・シリーズには、湯川というキャラには、もっと違うテイストを持ち込んでほしい。こういう“いい話”である必要はないと思う。

 物理トリックも弱い。

 最強の理系探偵は、やはり湯川学ではなく、犀川創平だな。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『プールの底に眠る』(白河三兎・著/講談社文庫)。


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posted by ふくちゃん at 19:06| Comment(2) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふくちゃんさん、こんにちは。
湯川&子どもというのが違和感ありまくりだったとおもいます。
テレビドラマの方は映画化を視野に入れて、湯川は子ども嫌いですとやたらと強調してます。違和感を感動に繋げたいのですね。
同時期に単行本が出た「麒麟の翼」も子どもを守るという流れがあったので、その頃の東野圭吾の流行りだったのかも知れません。
Posted by kinkacho at 2013年05月29日 23:03
>kinkachoさん。
今クールのドラマは初回だけ見ました。なるほど、子ども嫌いを強調しているのですか・・・。ある意味、正しい?湯川像かもしれませんね。この『真夏の方程式』においては、湯川が普通にイイ人過ぎて、そこが残念です。
Posted by ふくちゃん at 2013年05月30日 21:46
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