2013年08月06日

<完本>初ものがたり




・内容(「BOOK」データベースより)
文庫本未収録の三篇を加え、茂七親分の物語が再び動き始めた!茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、気になる登場人物も目白押し。鰹、白魚、柿など季節を彩る「初もの」を巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。


 最初に新潮文庫の『初ものがたり』を読んだときの喜びは忘れられない。以来、ずっと続編を心待ちにしていた。

 今回の<完本>は新潮文庫版に、1996年に『歴史街道』に掲載された『糸吉の恋』(「愛憎版 初ものがたり』収録)、2002年・2003年に『オール讀物』に掲載された『寿の毒』『鬼は外』の3篇を加えたもの。

 <愛蔵版>が出ていたのは知らなかった(笑)。

 <完本>というぐらいだから、大団円まで読めるものと思っていたのだが、屋台の親父の正体は分からずじまい。ちょっとがっかり。

 “<完本>のためのあとがき”では、“稲荷寿司屋の親父の正体を明かさないまま、著者の勝手な都合で途絶したきりのこの捕物帖シリーズですが、今後は他のシリーズと合わせて、多くの人物をにぎやかに往来させながら、ゆっくり語り広げていきたい”と宮部氏は語っておられる。

 ぜひぜひ、お願いしたい。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『福家警部補の再訪』(大倉崇裕・著/創元推理文庫)。


posted by ふくちゃん at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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