2013年09月30日

パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から




・内容(『BOOK』データベースより)
警察を突然辞めた惣司智は兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力をもつ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み、難解な殺人事件ばかり相談させている。弟をお菓子作りに専念させたい兄は、なくなく捜査の手伝いを。人が好い兄の困った事態を見かねた弟は、しぶしぶ事件解決に乗り出す羽目に・・・。


 似鳥鶏氏の新シリーズ(と勝手に決めた。続編がありそうな気がする)は、本人は辞表を出して辞めたつもりでも、あまりの優秀さゆえに警察内部では受理されず休職扱いとなり、復帰を熱望される元?警部のパティシエ惣司智による「安楽椅子探偵もの」・・・と思ったが、後半は現場にも行く。

 第1話については、与えられた情報だけで真相を見抜くには無理があるように思うのだが、どうだろうか。

 その第1話で登場した女性弁護士の的場さん。智といい雰囲気になり・・・恋人にでもなるかなと思っていたら、最後にこんな展開とは・・・。こういう体験をして、こういう考えを持つ人間が弁護士という職業を選ぶだろうか。あるいは、弁護士という職業に相応しい人物だろうか。違和感が残る。

 似鳥氏の作品には必ず“人を食った”キャラクタが登場する。今回は未解決事件を惣司兄弟のお店に持ち込む女性警察官・直ちゃん。

 そして、著者のあとがきも毎度のことながら、人を食っている。こういうところは好きだ。

〔評価〕★★★☆☆


 次は『オレたちバブル入行組』(池井戸潤・著/文春文庫)。


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posted by ふくちゃん at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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