・内容
時に西暦2199年−ガミラスの攻撃により、絶滅まで1年余りと迫った人類は、最後の希望を託し宇宙戦艦ヤマトを建造。遥か16万8千年光年の彼方、マゼラン銀河を目指し地球を旅立った。冥王星・敵最前線基地を叩いたヤマトは、太陽系を越えてついに外宇宙へと進路をとる。その最中、艦長・沖田の計らいで「赤道祭」が催され、乗組員らは各々家族との最後の通信が許される。しかし、故郷に残す者のいない古代は、自ら船外補修作業を買って出るのだが・・・。全世界賞賛の『宇宙戦艦ヤマト2199』完全コミカライズ!
(裏表紙より)
第4巻だが、物語はまだまだ序盤。
アニメとは若干異なる解釈や展開だが、それがなかなか良い。
だが、「アニメの消化不良を補完してくれるから良い」という世評には疑問を覚える。
確かに、アニメ版には尺の関係でカットされた部分があるようだし、説明不足に思える箇所はある。
でも、反対にこの漫画版では説明し過ぎ、セリフで語り過ぎではないか・・・と感じる部分もある。
余白が少ない、想像(妄想)で補うという楽しみの余地が少ないのだ。
あと、ガンツの少年時代のエピソードは、意味が分からなかった。あれは何が起こったのだ?
なんか、あまり褒めてないな。でも、独特の雰囲気があるし、丁寧な仕事に好感が持てる。
〔評価〕★★★★☆
次は、『邪馬台 蓮丈那智フィールドファイルW』(北森鴻・浅野里沙子著/新潮文庫)。
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