2014年07月07日

ラバー・ソウル




・内容(「BOOK」データベースより)
幼い頃から友だちがいたことはなかった。両親からも顔をそむけられていた。36年間女性にも無縁だった。何度も自殺を試みた − そんな鈴木誠と社会の唯一の繋がりは、洋楽専門誌でのマニアをも唸らせるビートルズ評論だった。その撮影で、鈴木は美しきモデル、美縞絵里と出会う。心が震える、衝撃のサスペンス。


 「このミス」2013年版13位。同じ年の「週刊文春ミステリーベスト10」11位、「本格ミステリ・ベスト10」19位の作品。

 期待を持って読んだのだが。。。

 700ページ弱の大作であるが、細かく章立てされており、読みやすい。

 病気が元で人を恐怖と嫌悪を抱かせる容貌の持ち主として幼い頃から絶望と孤独の中で文字通り閉じ籠って生きてきた主人公・鈴木誠。

 ひょんなことから美しいモデルの女性と知り合った彼が、自分勝手な欲望と独善からストーカーとなり犯罪を犯していく様を、本人視点の物語と多くの登場人物のモノローグ(警察の取り調べにおける証言)で描いていく。

 ・・・と思いきや、そこには壮大な叙述トリックが仕込まれており(人によってはアンフェアだと怒り出すかも)、最後に物語の意味や印象は反転する。

 だが、そこで感動するには、ある主要人物の実態があまりにあんまりである。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『楽園のカンヴァス』(原田マハ・著/新潮文庫)。


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posted by ふくちゃん at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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