2014年10月20日

月は誰のもの 髪結い伊三次捕物余話




・内容
江戸の大火で別れて暮らすことになった髪結いの伊三次と芸者のお文。仲の良い夫婦をめぐる騒動を夜空にかかる月が見守っている。伊三次の色恋沙汰、お文の父親のこと、八丁堀純情派に屈した本所無頼派のその後・・・。長女・お吉が誕生する頃の、語られることのなかった十年を描く傑作長編。大人気シリーズ、初の書き下ろし!
(裏表紙より)


 人気シリーズが初のいきなり文庫である。

 しかし、まだ単行本から文庫になっていない作品が2つもあるのに、今ここでこの文庫を買って読んで良いものか。

 と思ったら、これはシリーズ8作目の『我、言挙げす』と9作目『今日を刻む時計』の間は10年間も時間がジャンプしているのだが(その理由は当ブログ『今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話』を参照)、その10年の間のエピソードを描いたものと知り、安心して購入。

 シリーズ初の長篇でもあるが、3つの中篇エピソードを順番に繋げただけという感じ。

 でも、3つとも良い話である。

 特に若かりし頃は、追う者と追われる者、正義漢と悪たれだった、不破龍之進と薬師寺次郎衛が大人になって再会し、酒を飲みかわす友となる話がとても良い。

 『慶次郎』無き今、このシリーズは長く続けてもらいたい。

〔評価〕★★★★★


 次は、『突変』(森岡浩之・著/徳間文庫)。


posted by ふくちゃん at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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