2015年01月03日

屍者の帝国




内容(「BOOK」データベースより)
屍者復活の技術が全欧に普及した19世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける−伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。


 早逝のSF作家・伊藤計劃氏が遺したプロローグを、円城塔氏が書き継いだという話題の作品。

 伊藤氏の作品は大好きだが、円城氏の作品はなんどか立ち読みした結果、敬して遠ざけている。自分には理解できなさそうな、前衛的かつ難解な作風に思えるからだ。

 この『屍者の帝国』を書き継ぐにあたっては、伊藤氏が遺した設定や構想メモのようなものはあったのだろうか。

 それはともかく、やはり円城氏の作品(と言ってしまう)は、やはり難しい。多分これでも、普段の自身の作品よりは伊藤氏寄りに分かりやすく書いたのだろうが・・・。

 非常に観念的・哲学的であり、僕の思考レベルではついていけない。これを傑作と呼ぶか、駄作と断ずるか、僕の能力では及ばない。

 主人公はホームズに出会う前の、若く優秀な医学生ワトソン。007のM、ヴァンヘルシング、フランケンシュタイン、カラマーゾフ一家など、様々なフィクション作品の登場人物が入り乱れるなど、その世界設定は楽しいのだが・・・。

〔評価〕★★☆☆☆


 次は、『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ』(三上延・著/メディアワークス文庫)。


posted by ふくちゃん at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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