2015年03月08日

粛清の嵐 小説フランス革命15




・内容(「BOOK」データベースより)
ジャコバン派の中心人物の一人で、大衆から熱狂的な支持を受けるマラが暗殺された。マラの後継者を自任するエベールが勢いを増す中、サン・ジュストら同志からジャコバン派の強力な指導者となることを求められたロベスピエールは、公安委員会に加入して恐怖政治を敷き始める。元王妃マリー・アントワネットやジロンド派の面々が断頭台へ送られ−。フランスに粛清の嵐が吹き荒れる、第15巻。第68回毎日出版文化賞特別賞受賞。


 いきなりマラの暗殺後からスタート。

 しかも暗殺されたマラの偉大さを讃えるための肖像画を、マラの死体あーでもないこーでもないといじり倒して描く。グロテスク。

 マリー・アントワネットの死刑の描写は意外にあっさり。

 前巻は『ジャコバン派の独裁』、この巻は『粛清の嵐』ということで、ロベスピエールがバリバリ恐怖政治を推進するかと思いきや・・・。

 やや退潮気味のダントンとデムーラン。台頭するエベール。ロベスピエールは今一つ精彩を欠く。実質的に首班となったものの、議会政治の理想を政敵を言論や選挙ではなく力で排除した等しいことがわだかまっている。

 ロベスピエールを尊敬し、鼓舞し、彼を押し立てて恐怖政治を実質的に推進するのは、サン・ジュスト。

 フランス語で恐怖政治はテルール。テロの語源だそうだ。

 理想を叶えるためには、恐怖で人を縛り、人を動かす。

 間違っている。

〔評価〕★★★★☆


 次は、『ヴァン・ショーをあなたに』(近藤史恵・著/創元推理文庫)。


posted by ふくちゃん at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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