2015年03月23日

体育館の殺人




・内容(「BOOK」データベースより)
風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に−。“平成のエラリー・クイーン”が、大幅改稿で読者に贈る、第22回鮎川哲也賞受賞作。待望の文庫化。


 平成のエラリー・クイーンか。

 エラリー・クイーン。もちろん、名前は知っているが、読んだことはない。このあたりがエセ・ミステリ・マニアの所以である。

 しかし、たまたま僕が読んでいるミステリが偏っているせいかもしれないが、ここまでロジックな謎解きにこだわるミステリって、最近は少ないんじゃないか?

 そういう意味では新鮮だったし、楽しめた。

 すべてが解決・・・と思ったら、やや後味の良くないさらなる結末が用意されていて、そこが良い。

 5分単位でのアリバイの確認に、そこまで自分の行動を覚えているなんてあり得ないと思う向きもあろうが、ここは現実の世界ではなく、厳密な論理が支配するフィクションの世界。それを受け入れねばなるまい(笑)。

 それよりも若手刑事が、自分の妹のいる高校に捜査に行くことを、なぜそんなに嫌がるのか理解できない(笑)。

 そして優秀な上司警部が、推理で高校生に負けるなんて、理解できない・・・と言ったら、名探偵のお話は成り立たないので、無視。

 既に続編が単行本で2冊。文庫化が楽しみだ。

〔評価〕★★★★☆


 次は『舟を編む』(三浦しをん・著/光文社文庫)。


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posted by ふくちゃん at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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