2015年05月24日

革命の終焉 小説フランス革命18




・内容紹介(裏表紙より)
盟友デムーラン、ダントンらを処刑台に送り、喪失感に苛まれながらも革命の完成を目指すロベスピエール。最高存在の祭典でフランス人民がひとつになり、対外戦争でも大きな勝利を収めたが、行き過ぎた粛清が恐怖を呼び、公安委員会が分裂。ロベスピエールやサン・ジュストに逮捕状が − 。革命は、成ったのか。全てを懸けた男たちの運命は。毎日出版文化賞特別賞受賞の歴史巨編、ついに完結!


 Wikipediaでは「この頃から横暴になり・・・」みたいに書かれているが、この小説におけるロベスピエールは苦悩し、挫折感を味わいながら、懸命に進んできた。気の毒なほどである。

 独裁者ではあったが、決して鉄面皮なだけの悪辣な独裁者ではなかった。

 だが、妥協なき美しき理想に殉じるあまり、もっと現実的な普通の人々を恐怖に陥れる。誰でも叩けばほこりが出るし、多少は享楽的な時間も過ごしたい。

 求道者のような生き方は、多くの人間にとって窮屈なのだ。

 理想と現実のバランスって難しい。

 ともかく、読み応えあるシリーズであった。

 佐藤氏には、この後のナポレオンの時代も書いてほしいと思っていたら、今年の1月からRENZABUROという集英社のサイトで『小説ナポレオン』を連載しているという。

 単行本、そして文庫本の発刊までかなりの時間を要するだろうが、今から楽しみである。

〔評価〕★★★★☆


 次は、未定。


posted by ふくちゃん at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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