・内容(「BOOK」データベースより)
助言あります。スーパーの駐車場にて“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。人々のささいな相談事が、驚愕の結末に繋がる「浜田青年ホントスカ」。バスジャック事件の“もし、あの時・・・”を描く「if」。謎の生物が暴れる野心作「ギア」。洒脱な会話、軽快な文体、そして独特のユーモアが詰まった七つの伊坂ワールド。書下ろし短編「後ろの声がうるさい」収録。
不思議で、上手で、時に意味不明な短篇を集めた作品集。
読む人の精神の柔軟性を試すようだ。
よくこんなストーリーを思いつくものだ。
バラバラに書かれた6つの作品を強引にまとめるラストの書き下ろしもいい。
小説に対して、常に起承転結やメッセージや文学性を求める人には進められないが・・・。
〔評価〕★★★★☆
次は、『何者』(朝井リョウ・著/新潮文庫)。
【関連する記事】