2015年11月06日

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?




・内容(「BOOK」データベースより)
ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる、人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別するためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとのことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。


 まさか、ここに来て新シリーズとは。

 引退宣言の際、引退までの執筆・刊行予定を告知していたが、その中にこのシリーズがあったかどうか、記憶が定かではない。

 もちろん、予定は変わることがある。

 森氏のサイトを確認してみたら、

GシリーズもXシリーズも未完なのに、新しいシリーズの執筆依頼を受けました。GもXもあと少しだったので(「もう少し待ってほしい」と)抵抗したのですが、これまでにない強いプッシュで、編集部の本気度がわかり、引き受けました。(略)とりあえず、10作くらいは続けるつもりで、しばらくは年3作のペースで出ます。

と書いてあった。なるほど。

 Wシリーズと銘打たれた今シリーズ。

 いかにも森氏らしい、クールでドライ、そしてどこか無垢で微笑ましい作品だ。

 人間と見分けがうかないレベルまできたウォーカロン。

 本作に登場するミチルという名の少女。百年シリーズとの関連は?

 そして、やっぱり出てきた、あの人。

 そこに込められた作者の意図と企みは?

 とりあえず、今作の最後には心地よい脱力が待っていた(笑)。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『みずは無間』(六冬和生・著/ハヤカワ文庫)。
posted by ふくちゃん at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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