2015年12月21日

教場




・内容(「BOOK」データベースより)
希望に燃え、警察学校初任科第98期短期課程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!


 警察官を目指す人間が集まる警察学校には、こんな陰湿な人間関係や事件が本当にあるのか?

 本書はあえてそういうところにフォーカスしているのであって、物語の周囲には健全な教官や学生もいることだろう。

 ここで描かれていることが、警察学校の全てだと感じる必要はない。

 一方で閉ざされた集団生活の中では、こういったことが起こっても不思議ではないと思う。

 警察官も元をただせば、ただの人間なのだから。

 教官・風間を、いわばハードボイルドな探偵役に据えたミステリとして、面白かった。

〔評価〕★★★★☆

 次は、『本能寺遊戯』(高井忍・著/創元推理文庫)。
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posted by ふくちゃん at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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