2015年11月05日

宇宙戦艦ヤマト2199(7)




・内容紹介(Amazon)
猛将ドメル参戦!次元潜航艦、強襲!ついにガミラスからの本格的な攻撃が幕を開ける! 巻末には好評の作品設定企画も充実した、ヤマト2199公式コミカライズ第7巻!


 アニメは『2』『愛の戦士たち』を基にした続編の製作が決定したらしい。嬉しいが、来年というのは早過ぎるのではないか。

 じっくりやってほしいのだが。

 さて、7巻はフラーケン、ドメルの参戦。デスラー暗殺。

 戦闘シーンの迫力は、どうしてもアニメに譲る。

 アニメのメルダの私服がヒップホップ・ファッションみたいで気に食わなかったという(笑)、むらかわ氏。女の子らしい服を着て、お付きの者を「じい」と呼んでいるが、違和感を覚える。

 彼女はガミラス帝国幹部の娘だから、確かに上流階級の人間ではあるが、優秀な戦闘機乗りであり、誇り高い軍人だから。

 アニメの衣装については普通の私服というより、お忍びのための姿と私は理解している。

 島と山崎・徳川のやりとりも、少しピンと来ない。島を何発も殴る姿、やたらに語る姿は、徳川には似つかわしくない。黙々と背中で語る、実際の仕事ぶりで語る、そんなイメージなのだ、僕の中の徳川は。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『彼女は一人で歩くのか?』(森博嗣・著/講談社タイガ)。
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2015年11月01日

職業としての小説家




・内容(「BOOK」データベースより)
「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!


 私の読書時間は、通勤と食事の間が主だが、この本は家に置いて、少しずつゆっくり読んだ。

 どのようにして、小説家になったのか。

 どうやって、作品を書き続け、その世界を押し広げてきたのか。

 ハルキスト改め村上主義者である私には、そして同じく村上主義者の皆さんには、ほぼお馴染みの内容である。

 改めて感心するのは、その小説世界においては自己模倣をせずに、どんどん変わっていく村上氏だが、生き方というか小説への取り組み方はずっと一貫しているということ。

 この粘り強さ。強靭さ。並大抵じゃない。

〔評価〕★★★★★


 当然、『村上さんのところ』のコンプリート版(電子書籍)も読んでいるが、読了までにはかなり時間がかかりそう。次は、『宇宙戦艦ヤマト2199 7』(むらかわみちお・著/角川コミックス・エース)
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2015年10月26日

黒百合




・内容(「BOOK」データベースより)
六甲の山中にある、父の旧友の別荘に招かれた14歳の私は、その家の息子で同い年の一彦とともに向かった池のほとりで、不思議な少女・香と出会った。夏休みの宿題のスケッチ、ハイキング、育まれる淡い恋、身近な人物の謎めいた死 − 1952年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年ふたりと少女の姿を瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。


 しばらく前に読み終わって、そのままUPを忘れていた。

 どんな話だったかも、かなり忘れた。

 非常に上手な叙述ミステリで、上手く騙されたのだが、面白かったかと言われると・・・。

 地味過ぎるかな。

 多島斗志之氏は、この作品の発表後の2009年、右眼の失明、さらに左眼の視力低下の進行を理由に、手紙を残して失踪したという。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『職業としての小説家』(村上春樹・著/スイッチパブリッシング)。
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2015年10月23日

空蝉ノ念 居眠り磐音 江戸双紙45




・内容(「BOOK」データベースより)
隅田川を渡る風が土手道の葉桜を揺らす頃、改築なった小梅村の尚武館坂崎道場に、二十有余年の廻国修行を終えたばかりの老武芸者が現れ、坂崎磐音との真剣勝負を願い出た。その人物はなんと直心影流の同門にして“肱砕き新三”の異名を持つ古強者だった−。


 だいぶ追い付きてきた。

 史実通り、田沼意知を江戸城中で殺すであろう佐野善左衛門政言が、松平定信に匿われているのは、この事件の背後に松平定信がいるという話にするためか。定信は田沼意次を恨んでいたとも言われているから、おかしくはないが・・・。

 佐野政言の意知暗殺、意次の失脚に磐音ら尚武館をどう絡めるのか、クライマックスは近い。

 この巻のメインエピソードは、辰平とお杏の約4年ぶりの再会。

 電話もメールもない。手紙も時間がかかる。今では考えられない状況での江戸と筑前、東京と博多の遠距離恋愛。

 当時、そのような事例はあったのだろうか(作品に文句を付けているのではない)。

 利次郎と霧子とは好対照のカップルで面白い。

 老剣士との対決は、田沼VS磐音とは無関係、正直オマケみたいなもん。

〔評価〕★★★☆☆

 次は、かなり前に読了したまま、UPを忘れていた『黒百合』(多島斗志之・著/創元推理文庫)。
posted by ふくちゃん at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

蘭陵王の恋 新・御宿かわせみ4




・内容紹介(裏表紙より)
麻太郎の英国留学時代の友人・清野凛太郎が帰国し、「かわせみ」に姿を現わす。千春の琴の調べに惹かれ、二人は互いに思いを募らせていくが・・・。表題作ほか、「イギリスから来た娘」「麻太郎の友人」「松前屋の事件」など全7篇を収録。るいの娘・千春に本物の春が訪れる予感の[明治のかわせみ]第4弾!


 明治編に入って最初の3冊は酷評したが、第4弾はかなりマシになっている。

 東吾や源三郎がおらず、江戸編の多くの魅力的な登場人物もほとんど登場せず、情緒も抒情も物足りないが、こちらも新しいかわせみにも少しずつ慣れてきたのか。

 年老いた東吾を描きたくないと平岩氏は言った。だから、そこをすっ飛ばし、東吾を行方不明にし、瓜二つの息子・麻太郎を新たな東吾としたのだ。

 江戸末期のまま、時間を進めず永遠に若々しい東吾とるいを描き続けるという手もあったと思うが・・・。

 でも、なんだかまあ良いか、と思えてきた。ここまで来たら、やっぱり東吾が復活〜という展開は絶対になしでお願いしたい。

〔評価〕★★★★☆


 次は、『空蝉ノ念 居眠り磐音 江戸双紙45』(佐伯泰英・著/双葉文庫)。
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2015年10月16日

祭りの日 慶次郎縁側日記




・内容(「BOOK」データベースより)
江戸の華やぎは悪への入り口か。表具師の親方に付いて仕事を学び、孤児の身の上から腕を磨いて、ついに憧れの江戸で働く機会を手にした亮太。目も眩むばかりの町の賑わいに心踊ったのもつかの間、大切な紹介状と財布のあり金が亮太から消えた。夢を食い物にする奴らから若者を守るため、僅かな手がかりを追って元同心・慶次郎は起つ。江戸の哀歓を今に伝える珠玉のシリーズ最新刊!


 前回、次は『蘭陵王の恋』と書いたが、これを忘れていた。

 この安定感、もう何も言うことはない。

 例によって、大きな事件は何も起こらない。

 例によって、人の心の機微を心憎いほど、繊細に描く。

 例によって、物語の時間の切り取り方が上手い。一見、起承転結ではなく、承転だけで描いているように見えるのだが、そこが絶妙。

 もう、あと2作しか読めない・・・。

〔評価〕★★★★☆

 次こそ、『蘭陵王の恋』(平岩弓枝・著/文春文庫)。
posted by ふくちゃん at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

湯島ノ罠 居眠り磐音江戸双紙44



・内容(「BOOK」データベースより)
槌音がこだまする小梅村尚武館道場の普請場に桜の季節が訪れる頃、陸奥白河藩主松平定信の予期せぬ訪問を受けた坂崎磐音は、門弟衆が稽古する仮道場に案内し、磐音自ら定信に稽古をつけようとしていた。一方その頃、弥助と霧子の2人が揃って小梅村から姿を消した−。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第44弾。


 話を引き延ばしている、筋運びが粗くなった・・・という声も聴くが、長い長いシリーズ、初期のまま続けていくことはできない。

 変化は必然であって、引き延ばしでも、手抜きでもないと、私は思う。

 ただ、私もそうだが、初期の作風が好きな人が多数だろうから、家基と出会いに始まり、田沼との暗闘に至る展開には、違和感や不満を覚える場合も多いだろう。

 風呂敷が大きくなり過ぎた。

 50巻まで話を続けるための選択ではあったろうが、家基との出会いよりも前に、シリーズを終えていても良かったかもしれない。

 しかし、ここ数巻は、また良くなってきたように思う。多分、舞台が江戸に戻り、懐かしい人たちがまた登場するようになったせいだろうが。

 そろそろ実際の最終巻となる51巻をリアルタイムで読めるように、差を詰めていきたいと思う。

〔評価〕★★★☆☆

 次は、『蘭陵王の恋 新・御宿かわせみ4』(平岩弓枝・著)。
ラベル:御宿かわせみ
posted by ふくちゃん at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月02日

徒然ノ冬 居眠り磐音江戸双紙43




・内容(「BOOK」データベースより)
師走の空に奴凧が舞い、江戸に年の瀬の風情が漂う頃、小梅村の坂崎一家と尚武館の門弟衆は、田沼一派の手にかかり矢傷を負った霧子の回復を願う日々を送っていた。幕閣内では田沼意知が若年寄に昇進し田沼父子の権力が頂点を極める中、磐音らは未だ眠りから覚めない霧子を小梅村に移送するため若狭小浜藩江戸藩邸を訪れるが・・・。超人気書き下ろし長編時代小説第43弾。


 前の巻で田沼の刺客の毒矢に倒れた霧子、その快復を祈る周囲の人々が描かれる。

 若い人は退屈するかも。でも、切った張ったが時代小説の醍醐味じゃない。

 開けっぴろげで、傍若無人だった武左衛門も多少、まともな人の親になってきた。それが寂しくもある(笑)。

 長い時間を経て、磐音も武左衛門も、青年から中高年へ。生意気でいなせな少年だった幸吉も立派な職人に近づいている。

 感慨深い。

 尚武館も着々と再興が進み、辰平と遠く長崎にいるお杏にも次の巻では進展がありそうだし、霧子と利次郎も年貢を納めそうだし、楽しみ。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、『祭りの日 慶次郎縁側日記』(北原亞以子・著/新潮文庫)。
posted by ふくちゃん at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月27日

論理爆弾




・内容(「BOOK」データベースより)
すべての探偵行為を禁止する法律が成立した日本で、探偵を目指す17歳の空閑純は、失踪した母親が消息を絶った九州の深影村を訪れる。そこで母の手がかりを見つけた矢先に隣村でテロが起き、村に通じるトンネルが破壊される。孤立した村で連続殺人事件が発生し、純は探偵として恐るべき狂気と対峙する!「探偵ソラ」シリーズ第3作。


 なんというか、アンチミステリではないか。

 探偵行為が違法とされるパラレルワールド的な日本で、探偵を目指す17歳の空閑純(そらしずじゅん)が、行方不明の母〔探偵〕を探す旅で出会った、閉ざされた田舎町の連続殺人。

 最後に待っているのは、どんな名探偵も解けない、推理のしようがない、真相。

 脱力しそうでもあり、犯人の狂気に慄然としそうでもある。

 まだまだ続くであろうシリーズは、いろんなことが放り出されたまま。

 なんだか続刊が滞っているような気がするのだが、早くを先を読ませてほしい。

〔評価〕★★★☆☆


 次は、未定。
ラベル:探偵ソラ
posted by ふくちゃん at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月24日

ヨハネスブルグの天使たち




・内容(「BOOK」データベースより)
戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製ホビーロボット・DX9の捕獲に挑むが − 泥沼の内戦が続くアフリカの果てで懸命に生きる少年少女を描いた表題作、9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」など、日本製の玩具人形を媒介に人間の業と本質に迫る連作5篇。デビュー作『盤上の夜』に続く直木賞候補作にして、日本SF大賞特別賞に輝く第2短篇集、文庫化。


 デビュー作『盤上の夜』よりも断然こちらを押す。

 毎日無数の少女ロボットが空から降る・・・というモチーフを最初に聞いたときは頭の中が???となったが、秀逸という他はない。

 特に、フィクションとノンフィクションと見事に融合させて9.l1を描いた「ロワーサイドの幽霊たち」(なんと残酷で愚かな追悼行事か・・・)、アフガンとイエメンを舞台にゲリラの闘争を描く「ジャララバードの兵士たち」「ハドラマウトの道化たち」が見事。

 人格をロボット、サイボーグ、コンピュータにダウンロードしたり、コピーしたりというのはSFでは珍しくないガジェットだが、その使い方が面白い。

 未来の話でありながら、荒廃した現代を活写したようでもある。

〔評価〕★★★★☆


 次は『論理爆弾』(有栖川有栖・著/講談社文庫)。
posted by ふくちゃん at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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